最近、「肌のテカリがべたつきが気になる」といった悩みを抱えている男性が多いと言われています。
あなたがもしそうなら、もしかしたら脂性肌かもしれません。
このページでは、
- 脂性肌の原因や特徴
- 脂性肌の診断方法
- 主な症状
- 家でできる簡単な改善方法
を徹底的に解説していきます。
「脂性肌だからとにかく皮脂を取らなきゃ」と思っているのでしたら、それは間違いです。
間違った方法で脂性肌を直そうとしても、逆に症状が悪化してしまいます。
脂性肌についてしっかりと理解して、正しいスキンケアをしていきましょう。
そもそも脂性肌とは?特徴と症状を解説します!
「脂性肌」とは、肌の皮脂の量が多い状態の肌質のことをいいます。
皮脂の量が多いと
- Tゾーンを中心に肌のテカリが目立つ
- 毛穴が目立ちやすくなる
- ニキビなどの吹き出物ができやすくなる
といった症状がでてきます。
「皮脂の量が多い」というのに明確な基準はありません。
「テカリや毛穴が目立つ」「ニキビなどの吹き出物ができやすい」という自覚症状があれば、脂性肌の可能性が高いです。
ただし、夏場に肌のべたつきを感じて「自分って脂性肌だったのか?」と思ったら、それは勘違いの可能性があります。
夏のべたつきは、「汗」が原因です。
脂性肌は、汗っかきや多汗症とは別のものなので注意が必要です。
10分でできる脂性肌の診断方法を紹介!
ここで、脂性肌の詳しい診断方法を紹介します。
- 洗顔する
- 10〜20分ほど何もしないで放置する。
- 肌の状態を見る
たったこれだけの3ステップで、脂性肌かどうかが分かります。
このとき、ステップ3で肌の状態を見たときに、『Tゾーンがテカる・ベタつく』『毛穴が黒ずんでいる』『肌のツッパリ感を全く感じない』『肌のキメが荒く、触れるとザラザラしている』という4つのうち、2つ以上が当てはまれば、脂性肌の可能性が非常に高いです。
続いて、脂性肌だとどんな症状になりやすいのかを見ていきましょう。
脂性肌はニキビができやすい?他にもこんな症状が!
脂性肌の方は、肌表面のバリア機能が弱り、いろいろな肌トラブルを起こしやすいです。
ここでは、脂性肌の方に起こる肌トラブルを紹介するので、当てはまった方は脂性肌の改善対策をすることをおすすめします。
◇ニキビ◇
出典:品川スキンクリニック
「ニキビ」は毛穴に皮脂が詰まり、「アクネ菌」が増殖することによって発症します。
脂性肌の方は毛穴に皮脂が詰まりやすいので、「ニキビ」になりやすいです。
ホルモンバランスの崩れやすい思春期や、仕事のストレスが多くなる20代〜30代に多くみられる症状です。
それぞれ「思春期ニキビ」「大人ニキビ」と呼ばれていますが、原因は同じです。
ここで覚えておいてほしいことは、「ニキビは病気だ」ということです。
少し大げさだと感じるかもしれませんが、化粧品ではニキビをできにくくすることはできても、治すことはできません。
「本気でニキビを治したい」と思っている方には、病院でお医者さんに診てもらうことをおすすめします。
◇脂漏性皮膚炎◇
「脂漏性皮膚炎」とは皮脂が出やすい部分に起こる炎症です。
鼻まわりやTゾーン、頬、耳の後ろなどにかゆみを感じたり、赤い湿疹が起きます。
また、頭皮に発症した場合は、大量のフケがでたり、皮がむけたりします。
脂性肌の方は皮脂の分泌量が多いので、発症しやすいです。
意外かもしれませんが、脂性肌以外の普通肌や乾燥肌の方も「脂漏性皮膚炎」は発症します。
一度発症してしまうと、慢性的に症状が続きます。
早期対策と、予防が大切だと言えるでしょう。
◇その他の症状◇
脂性肌の方は以下のような症状にもなりやすいです。
- 肌のキメが粗い
- 肌のテカリ・べたつきが目立つ
- 毛穴の開き、詰まり、黒ずみが気になる
- くすみが気になり、肌が暗く見える
これらは「ニキビ」「脂漏性皮膚炎」とは違い、病気ではありませんが、顔の印象を決める大事な要素です。
脂性肌による肌荒れは、顔全体が不健康でブサイクに見える原因ですので、きちんと改善したいですね。
脂性肌を改善するための3つの方法をご紹介!
脂性肌を改善するためには『日々のスキンケア』が大切です。
どれも簡単にできることなので、早速今日から始めていきましょう。
◇まずは洗顔の見直しから◇
「顔のテカリが気になるから、ゴシゴシ洗って脂を落とそう!」……これはNGです。ダメ、絶対!
皮脂は、皮膚をばい菌などから守るためのバリアを形成するために分泌されています。
洗顔によって、必要以上に皮脂を落としてしまうと、それを補うようにまた大量の皮脂が分泌されます。
この悪循環にはまらないためには正しい洗顔方法をマスターする必要があります。
ここで紹介する洗顔時の注意点は以下の通りです。
- しっかり泡立てる
手のひらを裏返しても泡が落ちないくらい、きめ細かな泡にしましょう。 - ぬるま湯で洗う
35〜38度くらいがいいです。温度計を使う必要はないので、『お風呂の温度よりも少しぬるい温度』を意識しましょう。 - 洗顔はやさしく、すばやく
手で直接顔に触らないように、泡でなでる感じで、1分前後で終わらせましょう。『ゴシゴシ強く長時間洗顔する』というのは、ありがちな間違いなので、優しくさっと洗顔するように心がけましょう。 - 水分はやさしくふき取る
ゴシゴシはここでもNG、最後に水を拭き取るのも、タオルで肌を押さえる感じにしましょう。
また、脂性肌で肌トラブルに悩む場合は、メンソール成分やスクラブ入りの洗顔料も洗浄力が強すぎるので、避けたほうが無難です。
低刺激でマイルドな洗顔料を使いましょう。
◇洗顔後の保湿が大切です◇
「肌がべたべたしてるし、保湿はやらなくていいだろう」という考え方は、間違いです。
べたつきの原因は、皮脂が多すぎることで、お肌の表面に水分が整っているとは限りません。
洗顔して毛穴の汚れを落とした後に、保湿美容液や化粧水を使い、お肌の中に水分を与えることが大切です。
必ず、洗顔後1分以内に保湿ケアをしましょう。
保湿美容液・化粧水については、脂性肌の方はさっぱりした保湿メインのものを使うことをおすすめします。
オイルフリーの商品を使うことで、テカリを気にせずに保湿ケアをすることもできます。
◇生活習慣を改善しましょう◇
すべての肌質改善に言えることですが、脂性肌の対策でも、普段の生活習慣がとても重要です。
皮脂の分泌を促すのは男性ホルモンの役割です。
ストレスや睡眠不足、不規則な生活習慣によってホルモンバランスが乱れると、過剰に皮脂が分泌されてしまいます。
また、脂っこいものやアルコールは皮脂の原因になります。
きちんと睡眠を取り、食事でもビタミンB6やビタミンEなどを多く摂取して、内側から脂性肌対策をしていきましょう。
脂性肌の男性注目!お勧めメンズコスメセレクション
脂性肌で困っている男性の方に自信をもってオススメできる男性化粧品を紹介します。
◇ZIGEN◇
「ZIGEN」は化粧水・乳液・美容液・クリームの役割を1本に配合したオールインワンフェイスジェルです。
3大美容成分(セラミド/ヒアルロン酸/コラーゲン)配合しており、圧倒的な保湿力を売りにしています。
「月刊MONOQRO(モノクロ)2017年5月号」の「オールインワンジェル徹底比較」特集で第1位を取ったこともある人気商品です。
無香料、アルコールフリー&日本で生産している安心設計となっています。
「簡単に肌の手入れをしたい」「保湿してテカりを改善したい」という方にはおすすめです。
◇マージェンス◇
「マージェンス」は「ニオイ」に着目した男性向け化粧品です。
「ニオイケア」と「スキンケア」を同時にできます。
特に「ニオイ」に関しては、フランスの老舗香料メーカーの特許技術を応用した「ニュートラル」を使用しています。
「ニュートラル」は嫌な体臭成分と結合して、いい香りになる新香料です。
「歳をとってニオイが気になるようになった」「まだまだ女性にもてたい」と考えている方にオススメです。
まとめ
「脂性肌の男性の悩みを解決する方法」はいかがでしたでしょうか。
コツをもう一度まとめます。
- 洗顔時、洗顔後のケアをきちんとする
- 生活習慣を整える
- 男性化粧品をしっかり選ぶ
この3つが大切だったことがわかりますね。
脂性肌は放っておくと、様々な肌トラブルの原因になってしまいます。
肌トラブルが起こってからの対処は難しく、場合によっては病院に通うことになります。
しっかりと事前の予防、対策をして、素敵な地肌を手に入れましょう。